各種事業実施状況
撮影:岡本一志
森林・山村の多面的機能発揮対策事業
森林が有する多面的機能を高度に発揮する、多様な森林の造成整備を促進するため、山村等の活性化を目指した里山林の保全管理活動を支援しました。また、この活動に取り組む組織に対し、円滑に事業を推進できるよう必要経費の助成を行いました。
「森林・山村の多面的機能発揮対策」のご紹介
林野庁補助事業
里山林は、居住地近くに広がり、薪炭用材の伐採、落葉の採取等を通じて地域住民に継続的に利用されることにより、維持・管理されてきた森林です。
しかし、このような里山林は、昭和30年代の石油・ガスなどの化石燃料の普及、化学肥料の普及等により地域住民との関係が希薄になり、侵入竹などによる荒廃が進んでいます。
そこで、林野庁では、地域住民が森林所有者、NPO法人、民間団体などと一緒に活動組織を作って、里山林の保全管理や資源を利用するための活動に対して支援を行います。
(公財)愛媛の森林基金事業
林野庁が実施する上記事業に取り組む活動組織に対し、この事業を円滑に推進できるよう必要経費を助成しています。
当基金は、国が実施している「森林・山村多面的機能発揮対策」を積極的に推進するため、事業の採択を始め、国への申請事務や交付金の管理などを行う「地域協議会」という役割を担っています。
実施内容
- 里山林等での景観を維持するための活動(16万円内/ha)
- 侵入竹林の伐倒、除去活動(38万円内/ha)
- しいたけ原木などとして利用するための伐採活動(16万円内/ha)
- 関係人口の創出・維持等の活動(6.7万円内/回)
- 活動の実施に必要な路網や歩道の補修・機能強化等(1千円/m)
- 資機材の整備(1/2内)